秋の青春18きっぷ!?「秋の乗り放題パス」とは?

国内旅行

毎年、春夏冬それぞれの季節で鈍行列車の旅の心強い味方である青春18きっぷ。
全国のJR線普通・快速列車が乗り放題となる18きっぷのような企画切符が実は秋にも用意されているのをご存知でしょうか?

今回はそんな秋の18きっぷとも言える、「秋の乗り放題パス」をご紹介します。

秋の乗り放題パスってどんな切符?

毎年秋に発売されるJR全線の普通列車と快速列車が乗り放題になる切符です

乗り放題の対象は?

乗り放題の対象となる列車は基本的に、青春18きっぷと同様で普通列車と快速列車が対象となります。つまり、別途特急券を購入しないと乗車できない特急列車や新幹線などには乗車できません

仮に、特急や新幹線に乗る場合は特急券と乗車券の購入が必要であり、秋の乗り放題パスを乗車券扱いにすることができない点には注意が必要です。

一方で特例的に特急列車に乗車可能な区間も存在します。(極端に普通列車の本数が少ない区間や、特急列車以外の運行がない区間など)
また、オプション券(2490円)を購入することで道南いさりび鉄道と北海道新幹線の一部区間への乗車も可能です。

※詳細な情報は公式の案内をご参照ください
https://www.jreast.co.jp/press/2023/20230829_ho02.pdf

有効期間と発売期間は?

秋の乗り放題パスの有効期間は毎年少しずつ変わりますが、概ね10月上旬から下旬にかけての2,3週間であることが多いです。これは10月14日が鉄道の日であることに合わせての発売となるためであり、有効期間は10月のみとなります。

また、発売期間も有効期間の設定によって、毎年少しずつ変わりますが、概ね9月の中旬から有効期間最終日の2日前までとなっています。(例:有効期間が10/22までであれば、発売期間は10/20まで)

発売価格と有効日数は?

発売価格は2023年は7850円で、有効日数は3日間です。(1日あたり約2617円)
ただ、青春18きっぷとの大きな違いは有効期間の内、任意の3日間ではなく、連続した3日間で利用する必要がある点です。また、複数人で1枚を利用するような使い方はできない点も18きっぷと大きく違う点になります。

購入方法は?

秋の乗り放題パスは全国のJRの駅のみどりの窓口や指定席券売機、JRの旅行センター及び主な旅行会社にて購入することができます。

18きっぷとの違いと使い方

青春18きっぷとは違い、短期間かつ長期休みでもない時期が有効期間に設定されているため、3日間をフルに活かすのであれば祝日(スポーツの日)を利用した3連休での利用をおすすめします。

また、3日分で7850円ですが、2日間でも7850円分以上の区間に乗車すれば運賃をお得にすることができるため、土日でのおでかけ利用も十分利用価値があると思います。

そして18きっぷとの大きな違いはもう1つあり、18きっぷは横長のきっぷで改札に通す事はできないため、有人改札でスタンプを駅員に確認して貰う必要がありますが、秋の乗り放題パスは自動改札に通すことができるため、混雑することの多い有人改札に並ばずに途中下車がある点は利点かもしれません(自動改札がない駅では同じですが。。)

個人的には秋の乗り放題パスは有効期間や認知度的に青春18きっぷよりも遥かに利用者が少ないため、本数の少ないローカル線が予想外に混雑していた!みたいなケースに出くわしずらいので予定さえあれば積極的に利用したい切符の1枚です。

まとめ

秋の乗り放題パスとはまとめるとこんな切符です。

  • 1枚7850円で連続した3日間で利用可能(2023年)
  • 全国のJRの駅のみどりの窓口や指定席券売機、旅行代理店などで購入可能
  • 有効期間と発売期間は毎年少しずつ変化するが10月上旬から下旬で利用可能
  • 自動改札に通すことができるため、大都市圏で有人改札の列に並ぶ必要がない
  • 18きっぷとは異なり、1枚を複数人で利用することはできない

夏の18きっぷシーズンよりも暑さが落ち着き、涼しくなってくる旅日和な時期が有効期間に設定されているため、ちょっとしたおでかけや紅葉の早い北の地に赴く列車旅などにでかけてみてはいかがでしょうか。

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