旅の途中で思わず途中下車したくなる駅10選

国内旅行

鉄道旅の醍醐味とも言える途中下車。知らない土地の知らない駅にふと思い立って降りてみる。そんな旅情を掻き立てるような素晴らしい駅が全国に数多存在しています。

そんな思わず降りてみたい!と思わせるように素敵な駅の中から筆者のおすすめをご紹介します!

途中下車したくなる駅10選

1.北浜駅(JR北海道 釧網本線)

釧網本線の駅であり、オホーツク海に一番近い駅とされています。現在は無人駅となっていますが、もともと駅事務所だった場所は改装した喫茶店「停車場」が営業しています。

来訪した旅行客の切符や名刺で埋め尽くされている待合室の中は圧巻です。

駅構内には展望台があり、知床連山を眺めることができます。冬には流氷を見ることができ、オホーツク海を存分に堪能できる駅となっています。

アクセス
  • 網走駅から普通列車で約16分(普通列車は日に5本)
  • 釧路駅から普通列車で約3時間(普通列車は日に3本)
  • 札幌から特急列車乗り継ぎで約6時間

2.姨捨駅(JR東日本 篠ノ井線)

現在も残るスイッチバックの駅として有名です。ホームからは善光寺平を見渡すことができる絶景駅で昼間も夜も素晴らしい風景を見せてくれます。

姨捨駅からの車窓は日本三大車窓の1つに数えられており、土休日には観光列車リゾートふるさと号が運行され、姨捨駅にも長時間停車するため、存分にこの景色を堪能することができます。

スイッチバック駅だけあって特急しなの号は本線を猛スピードで通過していきます。普通列車でのみ訪れることができる、まさに途中下車でしか来ることができない絶景駅です。

アクセス
  • 長野駅から普通列車で約30分
  • 松本駅から普通列車で約45分

3.下灘駅(JR四国 予讃線)

青春18きっぷのポスターにも使われた有名な絶景駅。屋根付きのベンチがポツンと存在しているだけで、あとは視界いっぱいに伊予灘を眺めることができます。無人駅の風情を余すことなく感じられる素晴らしい駅ですが、最近は映えスポットとして人気で観光客がたくさんいる時期もあります。

特に夕日の時間帯は伊予灘の水平線に沈んでいく夕日を何にも遮られることなく、見ていることができるため必見です。

アクセス
  • 松山駅から普通列車で約50分(2, 3時間に1本程度)

4.西大山駅(JR九州 指宿枕崎線)

JR最南端の駅である西大山駅。簡素な1面1線の無人駅のホームからは開聞岳を望むことができます。JR日本最南端の駅の標柱と開聞岳とローカル線の組み合わせは、思わず写真に収めたくなること間違いなしです。

近くにはかいもん市場というお店があり、名物の指宿マンゴーを使ったスイーツをはじめとした鹿児島の名産品が多数販売されています。最南端の駅の到達証明もここで購入可能なため、西大山駅を訪れた際の記念にいかがでしょうか。

アクセス
  • 鹿児島中央駅から普通列車で約1時間45分(日に7本程度)

5.尾道駅(JR西日本 山陽本線)

尾道水道と向島に面した尾道観光の中心駅。瀬戸内海の島々を結ぶ船たちが尾道水道をゆったり進む姿に癒やされます。近くの大宝山には千光寺があり、頂上の千光寺展望台からは尾道の街と瀬戸内海を一望することができます。

比較的長い山陽本線の広島区間を18きっぷで乗り通すときなどに最適な途中下車駅です。

6.海芝浦駅(JR東日本 鶴見線)

京浜工業地帯の中にある海に面した小さな駅。東芝の工場内にあるのが最大の特徴で、改札を出ると社員以外は駅の敷地内から出ることができません。小さな公園「海芝公園」が併設されており、そこでベンチに座りながら海を眺めていることができます。

工場地帯やベイブリッジなどを臨むことができ、産業の象徴が夕日に照らされる様はノスタルジーに溢れています。都心からも気軽に訪れることができる距離ですが、あくまで東芝社員のための路線であるため、休日の本数の少なさや、終電の乗り遅れなどには注意が必要です。

アクセス
  • 横浜駅から普通列車で約25分
  • 東京駅から普通列車で約45分

7.青海川駅(JR東日本 信越本線)

ホームからは一面に広がる日本海を見渡すことができる駅。荒々しい日本海の波しぶきを近くで感じらます。駅舎は簡素な建物で交番のような形をしています。

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近くの高台からは日本海をバックに駅を眺めることができ、線路をくぐって海岸線にでれば、青海川海水浴場に出ることもできます。柏崎から2駅のためアクセスも良いです。

アクセス
  • 柏崎駅から普通列車で約10分
  • 直江津駅から普通列車で約35分
  • 新潟駅から特急列車乗り継ぎで約1時間30分

8.弁天島駅(JR東海 東海道本線)

浜名湖の河口に存在する人工島、弁天島に位置する駅。近くの弁天島海浜公園では湖に浮かぶ鳥居を臨むことができます。夕日の時間帯は鳥居の背景に夕日を見ることができ、特別な瞬間をカメラに収めることができます。(鳥居と夕日が重なって見えるのは11月中旬から1月中旬ごろまで)

リゾートホテルも多数存在し、浜松から数駅のためアクセスも良好なので、東海道線の旅をする際には下車してみたい駅の1つです。

アクセス
  • 浜松駅から普通列車で約15分
  • 豊橋駅から普通列車で約25分

9.日立駅(JR東日本 常磐線)

日立出身の建築家、妹島和世氏によってデザインされた先進的な駅舎が有名な日立駅。ガラス張りの駅舎からは太平洋が一望できるため、この景色をみるために日立駅を訪れる観光客も数多くいます。

また、駅に併設されたシーバーズカフェではお茶をしながらオーシャンビューを楽しむことができます。朝7時からオープンしているため、朝日を楽しむこともできるのでおすすめです。

アクセス
  • 水戸駅から普通列車で約30分
  • いわき駅から普通列車で約60分
  • 上野駅から特急列車で約1時間30分

門司港駅(JR九州 鹿児島本線)

昔は関門海峡に面する関門連絡船の九州側の一端を担ってきた門司港駅。駅舎は重要文化財に指定されており、大正時代の姿で復元されており、今も当時の趣を残しています。

近くには関門海峡にかかる関門橋があり、立派な橋は今も九州と本州を結ぶ需要な役割を果たしています。周辺も門司港レトロという明治・大正時代の洋風建築が残るレトロな観光スポットとなっているため、途中下車してふらっと立ち寄るのに丁度いい駅となっています。

アクセス
  • 小倉から普通列車で約15分
  • 博多駅から山陽新幹線乗り継ぎで約40分

まとめ

ホームから見える絶景や趣深い駅舎など様々な魅力をもった駅が日本中に存在します。新幹線や飛行機で速くて快適な移動手段が整っている現代だからこそ、たまには目的地に向かう途中で出会う思わず降りたくなるような駅との出会いを大事にしてみてはいかがでしょうか?

そんな途中下車の旅の参考になれば幸いです。

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