九州全線乗り放題!「旅名人の九州満喫きっぷ」とは?

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乗り放題切符と聞くと青春18きっぷのようなJR全線乗り放題の切符を思い浮かべる方が多いと思います。そんな中、九州の全鉄道路線が乗り放題になるという大盤振る舞いな切符がJR九州より発売されており、その名も「旅名人の九州満喫きっぷ」。そんな九州中を駆け巡るのに最適な切符についてご紹介したいと思います。

旅名人の九州満喫きっぷってどんな切符?

旅名人の九州満喫きっぷは九州地方の全鉄道路線の普通・快速列車が乗り放題になる切符です。

乗車可能なエリアは?

旅名人の九州満喫きっぷで乗車可能な鉄道路線と区間は以下になります

JR九州旅客鉄道株式会社HPより

JRが発売する乗り放題切符では珍しく、JR路線や第3セクター以外の私鉄線も乗り放題区間に含まれ、文字通り九州の全鉄道路線が乗り放題になります。

乗り放題の対象は普通・快速列車のみのため、本きっぷでは山陽・九州新幹線には乗車することはできません。(乗車運賃として利用することもできません。)

そのため、本きっぷは私鉄も含めた九州鈍行列車の旅に最適です。

有効期間と発売期間は?

1枚の切符の有効期間は3ヶ月であり、この3ヶ月のうちの3日間が有効日数となります。
連続した3日間である必要はなく、18きっぷのように有効期間内の任意の日付で利用することが可能です。ただし、有効期間の開始は購入日となるため、前売りの取り扱いがない点には注意が必要です。

発売期間は通年となっており、いつでも購入・利用することが可能です。
また、購入は利用当日も可能なため、あらかじめ利用前日までに九州に上陸し切符を購入しておく必要はないため、当日九州入りする旅程でも問題なく利用することができます。

さらに、本きっぷは有効日数3日であると同時に1回分を一人分として扱うことで複数人が1枚の切符を利用する事もできるため、複数人での旅行でも有効活用できる柔軟性の高い切符となっています。

発売価格と購入方法は?

発売価格は税込み11,000円です。3日(人)分のため1日(人)あたり約3670円程度となるため、博多駅を起点に考えると片道であれば大分駅、往復であれば長崎駅、熊本駅あたりまでで元を取ることができます。

切符の購入方法はJR九州の駅・九州内の主な旅行会社での購入となります。事前にネットで購入することはできないので、現地での購入が必要な点には注意が必要です。

実際の切符は?

実際の切符はきっぷ本体と案内2枚が発券されます。(加えてアンケートも同時に発券されます。)
このあたりも18きっぷと似ています。きっぷ本体の券面には各回(人)の利用を示すハンコを押す部分と乗り放題になる対象の鉄道路線の一覧、有効期間が記載されています。

複数人で利用する場合、利用する人数分のハンコを押して貰う形で利用します。

発券後の変更・払い戻しはできる?

発行時に券面に乗車日を記入した場合で乗車日の変更を希望する場合、使用開始前で有効期間内であれば、1回に限って変更することができます。

また、払い戻しに関しては未使用で有効期間内である場合に限って手数料220円で払い戻し可能です。

おすすめは?

本切符をJRの普通・快速列車のみで元を取ろうするとある程度遠出を強いられる上、単純なJRの鈍行旅であれば青春18きっぷに軍配が上がります。
そのため、他の私鉄線も乗車する行程を組むことをおすすめします。

肥薩おれんじ鉄道

もともと九州新幹線が開業するまでは鹿児島本線として運行していた区間が第3セクター化され、現在は肥薩おれんじ鉄道として運行しています。博多方面から鹿児島方面まで縦断しようとすると18きっぷではどうしても肥薩線経由で行く必要があるため、この肥薩おれんじ鉄道も乗り放題対象に含む本切符を使うのであれば肥薩おれんじ鉄道を使わない手はありません。

ちなみに熊本から鹿児島中央まで肥薩おれんじ鉄道線経由で行った場合、運賃は4350円のため1日あたりの元は十分取ることができます

松浦鉄道

佐世保から有田まで向かう私鉄路線です。たびら平戸口駅という日本最西端の駅であるを通る路線なので長崎や佐賀方面への旅行を考えている方は乗車を検討してみてはいかがでしょうか。

ローカル線色の強い路線ですが、海沿いに沿って走る区間はなかなかの絶景ですし、途中駅にも趣深い駅がいくつもあるので、好みの駅を調べて途中下車の旅もおすすめです。

まとめ

JR九州に加えて九州の私鉄線も含めた普通・快速列車全線乗り放題となるきっぷであり、発売価格は税込み11,000円で有効期間3ヶ月間のうちの任意の3日間、または3人分のきっぷとして利用可能です。

九州のJR線以外も乗り放題になる本きっぷを利用して普段は乗らない九州のローカル線の乗りつぶしや、18きっぷシーズン以外での九州鈍行旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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